福留孝介の名言
正直、1年限りで首位打者になった人はたくさんいる。でも、僕は毎年のようにタイトル争いをしたいし、やらなきゃいけないと思う。
福留孝介(プロ野球)
2016/04/26
2002年シーズン、中日の福留は首位打者のタイトルを獲得したが、「誇りに思うというより、だんだんと恐怖に近づいていくんですよ」と胸中を明かす。「今年はタイトル獲ったけど来年はどうなるんだろう。オレ、来年も今年みたいにできるのかなあ、って」。頂上に立った者だけが味わう、恍惚と不安である。転落への恐怖が、さらなる高みを目指す原動力となるのだ。
Number570号(2003/02/20)