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長谷部誠が待望のボランチ復帰?
「やっとだな」という監督との共感。
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph bySports Graphic Number
posted2016/02/16 18:10
「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」、配信は毎週金曜日の予定です。
メルマガ「ミムラユウスケのブンデス日本人戦記」。
中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
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●今号の目次
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【1】2月9日、フランクフルトのトレーニング終了後に――。
長谷部誠「中盤で出る可能性は高くなるんじゃないかな」。
【2】ドイツ杯準々決勝/シュツットガルトvs.ドルトムント
チームは勝利も、香川真司は終盤4分間だけの出場に。
【3】<読者の皆さんからのQ&A>ブンデスリーガはミムラに聞け!
【4】オーストリア・サムソンカップ/ザルツブルク、準決勝進出。
南野拓実「結果を出すことが、五輪代表に選ばれるための条件」
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【1】2月9日、フランクフルトのトレーニング終了後に――。
長谷部誠「中盤で出る可能性は高くなるんじゃないかな」。
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2月9日の火曜日、フランクフルトは午前11時からおよそ1時間半にわたりトレーニングを行なった。
今週はじめての練習だったため、走り込みなどのハードなメニューも多かったのだが、そのなかで20分ほど紅白戦を行なった。このゲームが始まる少し前に、長谷部はフェー監督に呼び止められ、話し込んでいた。今年に入ってからは右サイドバックを務めていた長谷部だが、この日の紅白戦では主力組のダブルボランチの一角に入ってプレーした。
小雨が舞う中でファンへのサインや写真撮影の求めに応じたあと、長谷部がやってきた。
「お互いにわかっていたけど、やっとだな」
――先週末の試合は出場停止だったため、前回出場した試合から少し時間が空きますが、試合にむけた調整方法もかわってきますか?
「なんていうんでしょうか、“間”で休めたというか。心も身体も1回リラックスできたので。まだ後半戦が始まって2、3試合ですけどね(笑)。ただ、シーズンの最後に向けて、もう休んでもいられないなというのはありますけどね」
――当初の予想とは異なり、冬の移籍期間で右サイドバックのレゲゼルを獲得しましたが……。
「彼は夏に来る予定だったのが、もう1人の選手と一緒に獲得できたと(報道などで)出ていましたけど、彼は前の試合も悪くなかったし、彼がしっかりやってくれれば(自分が)中盤で出られる可能性も……。あまりに右サイドバックがいなかったから自分がやっていた部分もあると思うので。今日も監督とも話したし。中盤で出る可能性は高くなるんじゃないかなと思います」(※ベン・ハティラとレゲゼルがヘルタ・ベルリンから同時に加入した)
――ミニゲームの少し前に監督に呼び止められて2人で話し込んでいましたが、ボランチでの起用について話していたのですか?
「まあ……『お互いにわかっていたけど、やっとだな』みたいな感じで」
――素直に嬉しい?
「そうですね。ポジション的には嬉しいですね」