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メッシとネイマールの間で生き残る……。
スアレスの告白「簡単ではなかった」。
text by
豊福晋Shin Toyofuku
photograph byDaisuke Nakashima
posted2015/12/10 13:45
バルサに移籍した昨季は公式戦25ゴールでチームの3冠に貢献。2シーズン目となる今季も絶好調だ。
バルサをもう一段階進化させる要素。
スアレスというストライカーの中には、やはり小さな狂気が潜んでいる。それは優等生メッシにも、芸術家ネイマールにもないものだ。それこそが、バルサが必要としていた要素だろう。ひたすら真面目にパスをつなぎ攻撃を繰り返す、善の極みだったかつてのバルサに、少々の悪が加わり、チームは闘争と無慈悲なダイレクトフットボールを手にした。スアレスの中毒性のある狂気は、バルサをもう一段進化させようとしているのだ。
インタビュー前に抱いていたイメージは、善の方向へ覆され、数日後にまたもとあった場所に戻された。それこそがスアレス。さらに彼に惹きつけられたのは、言うまでもない。
昨シーズン加入当初の「スアレスは本当にバルサに必要なのか?」というメディアやサポーターからの疑問を“結果”ではねかえした。その裏には、エゴに少しだけ蓋をして、チームメイトへの献身を誓うスアレスの“変化”があった。
Number臨時増刊号「<クラブW杯観戦ガイド>バルセロナ最強の全貌。」に掲載されたルイス・スアレスの独占インタビュー「いま僕は、キャリア最高の時期を過ごしている」では、自身の覚醒の理由や、メッシ、ネイマールに対するリスペクト、そしてバルサ愛が語られている。
Number臨時増刊号「<クラブW杯観戦ガイド>バルセロナ最強の全貌。」に掲載されたルイス・スアレスの独占インタビュー「いま僕は、キャリア最高の時期を過ごしている」では、自身の覚醒の理由や、メッシ、ネイマールに対するリスペクト、そしてバルサ愛が語られている。