フィギュアスケート、氷上の華BACK NUMBER
ファイナルは日米露から各2人に。
宮原知子GP初優勝と浅田真央の成熟。
text by
田村明子Akiko Tamura
photograph byAsami Enomoto
posted2015/12/02 14:00
今季はスケートアメリカで3位だった宮原。ついに母国でGP初優勝を飾った。
ワグナーは4位に終わるもファイナル進出果たす。
SP3位だったアシュリー・ワグナーは、彼女らしくないジャンプミスが重なってフリーは5位、総合4位に終わった。
「最悪の日となりました。大きな後退をしてしまった気分。足慣らしに出て行ったら花束がたくさん落ちていたことに気をとられて、落ち着きを失ってしまった」と、コメント。日本で国民的ヒロインである浅田真央の後に滑ることが楽ではないことを認めながらも、「でも最後は自分の演技は自分がやったことの結果で、他人のせいではない」と付け加えた。
この大会から宮原知子、浅田真央、アシュリー・ワグナーの3人のGPファイナル進出が決定。すでに決定しているエレナ・ラジオノワ、エフゲニア・メドベデワ、グレイシー・ゴールドと合わせて、予想通り日本、アメリカ、ロシアからそれぞれ2人ずつという顔ぶれになった。
興味深いことに今シーズンは誰も2連覇を果たさず、6大会で優勝した6選手がファイナルに進出することになった。