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中田英寿がヴェネチアで楽しんだ、
日本酒とイタリア料理のマリアージュ。
posted2015/06/25 11:00
text by
川上康介Kosuke Kawakami
photograph by
Kosuke Kawakami
中田英寿がミラノで展開している「SAKENOMY Project supported by e仕事」プロジェクト。中田はこれまでも日本酒をもっと世界に広めたいという思いでさまざまな活動を行ってきたが、今回のプロジェクトには、これまでと違うひとつの“企て”がある。
第2回は、ヴェネチアの最高級ホテル「アマン カナル グランデ」で実現した酒蔵と地元シェフのコラボレーションをお届けする。日本酒と日本酒に合わせて考案された特別メニューを中田も楽しんだ。
第2回は、ヴェネチアの最高級ホテル「アマン カナル グランデ」で実現した酒蔵と地元シェフのコラボレーションをお届けする。日本酒と日本酒に合わせて考案された特別メニューを中田も楽しんだ。
「日本酒を日本料理との組み合わせでアピールするのではなく、どんな料理でも美味しく飲めるということを伝えたいと思って、イタリアンのレストランやカフェとコラボレートして、日本酒にあう料理を提案してもらっています」
現在、ミラノを中心にイタリア国内の10店舗以上が「SAKENOMY」プロジェクトに参加。有名店、人気店がずらりと並ぶなかで、とりわけ積極的な取り組みを見せているのが、ヴェネチアの最高級ホテル「アマン カナル グランデ」だ。昨年、あのジョージ・クルーニーが豪華結婚式を行ったことでも知られるこのホテルで、現在日本酒とイタリア料理のマリアージュを楽しむことができる期間限定(6/20~25)のスペシャルコースが提供されている。
21日には、中田英寿とメニューに採用された酒蔵の面々がテイスティングのためにヴェネチアを訪れ、ラグジュアリーなランチタイムを楽しんだ。提供されるのは、「茄子と鱈の天ぷら」や「ハマチのカルパッチョ 地中海ソース」、さらには純米吟醸『勝山』の香りを楽しめる「プラータチーズとキャビアのリゾット」など、デザートまで全8品。それぞれの料理にあう酒とともにサービスするスタイルになっていて、日本酒に詳しくない客でも料理と日本酒の組み合わせを堪能することができる。