スポーツはカタチから入る方なんですBACK NUMBER
ビジネスマン御用達! 仕事帰りのジム通いをスマートに見せるバッグ。
posted2015/06/24 10:40
text by
奥山泰広&高成浩Yasuhiro Okuyama & Seikoh Coe(POW-DER)
photograph by
Nanae Suzuki
仕事帰りはもちろん、出社前や外回りの途中の空いた時間に、ジムに通って身体を鍛えるビジネスマンが少なくないとか!? そんな仕事&スポーツ大好き人間に最適のバッグを紹介。その使い勝手とともに、なぜただのボストンバッグではいけないのか?……の理由を語る。
高 う~む、やっぱりトレーニングジムに通おうかとおもっているんだよね。
奥山 なぜ? 毎日自転車通勤してるし、週末はロングツーリングに行ってるんでしょ!? その甲斐もあって、太腿や脹脛の筋肉がいい感じでひきしまっているじゃないですか。
高 いやぁ、お腹がポヨンポヨンなのは変わらないんだよね。恥ずかしながら……。
奥山 ぷふっ(失笑)。高さんは炭水化物を摂り過ぎなんですよ。僕みたいにダイエットをした方がいいですよ。かくいう僕もそのダイエットで十分に脂肪を落とせたので、今後は筋肉量を増やすためにジムに通おうと思ってたんですよ。
高 おっ? どこのジムにするの?
奥山 まぁ、青山とか表参道とか、お洒落な街のジムなら素敵なOLとかが通ってそうですし、インストラクターも美人だったりして……うひひ!
高 バッカだなぁ。ジムなんてのはアクセスが便利じゃないと、すぐに三日坊主になっちまうんだよ。その点、俺は事務所の近くに格安のトコロを見つけたもんね。
奥山 それはそうと、ジム通いのためにバッグを新調しなきゃいけませんね。
高 は? バックパックでいいじゃん。その中に小さなスタッフバッグを1〜2個用意すれば、汚れたTシャツや濡れたタオルを小分けにできるし……。
奥山 あ~あ、高さんみたいに服装に無頓着な人はいいですけど、僕は打ち合わせやレセプション、取材等でジャケットやスーツは欠かせないんですよ。そういうビジネススタイルに、バックパックやボストンは似合わないでしょ?
高 なるほど。いくら大きめのブリーフケースでも、バスタオルなんか入れたらパッツンパッツンだもんな。かといって、小さめのトラベルケースでも大層だしねぇ……。んじゃあ、どうするの?
奥山 じゃじゃ~ん! この「ディスピッチ」のジムワークバッグをゲットしました~!!
ビジネスシーンでも違和感ゼロの真面目なフォルム。
高 おお~っと! きちっとしたスクエアなフォルムは、全然スポーツを連想しないね。むしろビジネス用のブリーフケースみたい。
奥山 でしょ!? この“ビジネス顔”したデザインがいいんですよ。渋いグレーカラーと相まって、スーツ姿によく似合うんです。
高 う~む、確かに。このバッグでセレブブランドのレセプションや、大企業のCEOの取材に行っても、まさか中にジム用グッズが入っていると勘ぐられることはないだろう。
奥山 でしょ!? でしょ!? このバッグなら多少膨らんでいても、資料がたくさん入っているんだな……と、むしろクライアントに好印象を持たれるかもしれないですから。
高 ま、それは先方次第だけど……。で、このディスピッチって、どこのブランドなの?
奥山 アメリカはサンフランシスコ生まれです。デザイナーのリチャード・リウによって2010年に誕生したブランドで、もともとはミリタリーハードウェアからインスピレーションを受け、カメラストラップメーカーとしてスタートしたんです。その優れた機能性と品質が一線級のプロカメラマン達の注目の的となり、たちまち最高品質のカメラストラップメーカーへと躍進。その後、バックパックやスポーツバッグなども手がけるようになり、それらは海外のスノッブなクリエイター達に支持されています。
高 へえ~、生地はナイロンコーデュラじゃないんだ。鋭いナイフでも切り裂きにくいバリスティックナイロンをジムバッグに使用するなんて、いくらなんでもオーバークオリティじゃないの!?
奥山 いやいや、中の荷物が壊れないように、タフな素材を使用しているんですよ。それに近頃は物騒ですから、暴漢に襲われたらこのバッグで身を守ることもできるじゃないですか(苦笑)。
高 で、中はどうなってるの?
奥山 本体はW55.9×H25.4×D20.3cmで、マチは意外と広く、しかもほぼ真っ四角なフォルムなので、容量は結構あります。仕事用の手帳や資料の他に、ジム用のTシャツやパンツ、タオルなども余裕で入りますね。