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四大陸フィギュア、日本勢は苦杯。
優勝デニス・テンは五輪の金目指す。 

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田村明子

田村明子Akiko Tamura

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photograph byREUTERS/AFLO

posted2015/02/16 11:00

四大陸フィギュア、日本勢は苦杯。優勝デニス・テンは五輪の金目指す。<Number Web> photograph by REUTERS/AFLO

表彰台左から、銀メダルのジョシュア・ファリス(米国)、金のデニス・テン(カザフスタン)、銅のエン・カン(中国)。21歳のテンは「世界選手権が楽しみです」と早くも優勝への意気込みを見せた。

SP2位で、惜しいところでメダルを逃した宇野昌磨。

 初挑戦した17歳の宇野昌磨はSPで2位と健闘したが、フリーではいくつかジャンプミスが出て、演技を終えると膝に手をあてて悔しそうに顔をゆがめた。

「自分でもよくわからないが、少しずつ調子が落ちた」とコメントしたが、全体的に見ると決して悪い滑りではなく、最後まで崩れることなくよくまとめた。自己ベストスコアを更新したものの順位は総合5位。シニアの国際大会の層の厚さを実感したに違いない。ここで得た体験と悔しさを胸に、次は世界ジュニア選手権に挑む。

村上大介4位、無良崇人7位という成績の意味。

 SP6位の位置から挑んだ村上大介は、フリーでは4サルコウと3アクセルをそれぞれ2回きめてノーミスの演技を滑りきった。最後はすべてを出し切ったかのように氷の上に倒れこんだ。だがスコアは思ったより伸びずにフリー3位、総合4位と惜しいところで表彰台を逃した。「表彰台に上れると思った。落ちてすごく悔しい」とコメント。今回はメダルを逃したが、この調子で安定した演技を続けていけば、世界のトップ選手の一人として認められるようになる日が近いうちに必ず来る。

 タイトル保持者として挑んだ無良崇人は、SP、フリーともジャンプミスがいくつか出て総合7位に終わった。3月に上海世界選手権が待っている無良にとって、本当の勝負はまだ先にある。日本男子が表彰台を逃したことは残念だったが、どの選手にとっても貴重な学びの体験になったであろう意義深い大会だった。

 2位はSP、フリーともに比較的安定した演技を見せた米国のジョシュア・ファリス、3位は中国のエン・カンだった。

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