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<いつ飲む?何飲む?どう飲む?> サプリメントガイド ~プロテインはいつ飲む?編~
text by
林田順子Junko Hayashida
photograph byNanae Suzuki
posted2015/01/30 11:00
筋肉を強くするのに欠かせない栄養素といえば、たんぱく質。たんぱく質を多く含む食品には3つの特徴があります。ひとつは腐りやすくて日持ちがしない。2つめはそれがゆえに調理をきちんとしなくてはいけない。3つめはセットで脂質を含む食材が多い。それらの弱点をクリアした究極の高たんぱく・低脂質食品がプロテインです。
一般的に1日のたんぱく質の必要摂取量は、体重をグラムに置き換えた量と言われています。これはよほど偏った食事をしていなければ普通の食事で補える値です。ただ競技を問わず、運動をしている人は強度によって摂取量を増やす必要があります。ストイックに競技に取り組んでいる人やアスリートは、体重の倍の値をグラムに置き換えた量が1日の摂取量の目安になっています。その幅のなかで、自分がどの程度の強度で運動をしているか、ざっくりと判断して摂取量を決めましょう。
1回に吸収できるたんぱく質の量は20gが限界。
たまに1度にたくさん飲む人がいますが、1回に吸収できるたんぱく質の量は約20gが限界で、それ以上飲んでも排出されるだけです。20g以上飲む必要がある人は、何回かに分けて飲むようにしましょう。プロテインは商品によって純度が違うもの。プロテイン=たんぱく質ではないので、純度を考慮した量を摂取することも大切です。
プロテイン摂取のタイミングは次ページを参考にしてください。運動直後に飲むイメージがありますが、朝食を抜いている人、栄養バランスが悪い人、1日1度の摂取で充分という人は、体の変化がダイレクトにわかる、朝食のときに飲むのがおすすめですね。