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ザック&矢野大輔コンビが復活!?
トークショーで語られた代表秘話。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byTatsuo Harada
posted2014/12/04 10:30
サプライズ登壇したザッケローニ日本代表前監督に、会場となったTSUTAYA六本木も異常な盛り上がりを見せた。
環状16号線は「ラスベガスみたい」!?
<質問> 矢野さんしか知らない、ザッケローニ監督の意外な一面があったら教えてください。 (20代女性)
矢野 逆に、どういったイメージでザッケローニさんが見られているのか気になります。
松井 優しそうで、あまり怒ったりしない、というイメージかな?
矢野 イメージそのままですね。あとは聡明で、理路整然としているというイメージもあると思うんですけど、同時に、本能的な一面もあるんです。ピッチにいる時は特にそうで、“あの選手はボランチの方が生きるだろう”という本能が先に働いて、それを理論立てて説明していくんです。でも一度、それはちょっと違うかも? と思ったことがあったんです。柏の視察に行った時なんですけど、16号線って分かります?
松井 はいはい、環状16号線。
矢野 左右にこう、チェーン店というか。
松井 ロードサイドにいろんなお店が並んでいる。
矢野 そこを通っている時に監督、「ラスベガスみたいだ」って言ったんです(笑)。たぶん違うんじゃないかな? って思いましたけど。それがおそらく意外な一面になると思います。
読者から「こんなこと載せていいのか?」と。
<質問> 日本代表の通訳をしていて、一番嬉しかったことは何ですか? (30代女性)
矢野 勝った時はいつもです。特にアジアカップで優勝して、東アジアカップも優勝して。W杯(出場)を決めた試合もすごく嬉しかったです。たくさんありますね。一つには絞れないです。
松井 『通訳日記』を拝見して、コロンビア戦の翌日に大仁(邦彌。JFA会長)さん、原(博実。同専務理事)さんとミーティングをした際、ザックさんが、4年間円滑に仕事ができたのは矢野さんのおかげだとあの場で言っていたところは、僕はすごく感動しましたけどね。
矢野 それも嬉しかったですね。
松井 『通訳日記』の中のブラジルW杯の部分に関しては、ナンバー本誌で連載させていただきました。その際、こんなこと載せていいのか? という問い合わせがたくさん届いたんですけど、矢野さんは選手全員の承諾を取られて。
矢野 もちろん取りました。選手たちが嫌がることは絶対したくないと思ってましたし。そしたら皆、快諾してくれました。
※トークショーが続く中、サプライズで、ザッケローニ前監督(以下、ザック)が登場!
ザック ミナサン、コンニチハー。
会場の皆さん こんにちはー!