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福西崇史が語るアギーレジャパン。
新指揮官は日本をどう導くのか?
posted2014/08/22 11:10
text by
福西崇史Takashi Fukunishi
photograph by
Sports Graphic Number
メルマガ「福西崇史の『考えるサッカー』」、
最新号の中身をちょっとだけ……特別にご紹介いたします!
<目次>
【1】《フリートーク》 復興支援エキシビジョンマッチ
~ ケガには注意を! ~
【2】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(1)
~ 「ハッキリした人」の印象 ~
【3】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(2)
~ 日本人、日本サッカーとの相性 ~
【4】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(3)
~ 選手としての心境 ~
【5】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(4)
~ 福西さんにとってのジーコ新監督 ~
【6】《井戸端後記》雑談と反省と次号予告を兼ねた編集後記
~ 次号は「4年後の中心選手」について ~
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【2】《日本代表》 アギーレ・ジャパン発足(1)
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~ 「ハッキリした人」の印象 ~
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―――さて、福西さん。アギーレジャパンの発足が正式に発表されました。
福西:おお、そうやね。
―――就任会見、見ました?
福西:見たよ。
―――印象って言ってもアレですけど、どうでしょう?
福西:あのね、ハッキリした人だなという印象を受けた。
―――確かに。
福西:うん。だから、いろいろ分かりやすく指導したり、表現してくれればいいなと思う。選手たちだけでなく、見ているファンにとっても分かりやすいということは重要だと思うんだよね。
―――そうですね。福西さんは以前からメキシコ代表に対してポジティブな見方をされているじゃないですか? そういう意味でも、期待感はある程度大きいんじゃないかなと。
福西:そうだね。期待は大きい。「ベースは守備」という言葉がよく取り上げられているみたいだけど、たぶん、「守備的」っていうのとは違うと思うんだよね。
―――なるほど。
福西:今もそうだけど、アギーレが指揮を執っていた頃のメキシコ代表もそうでしょ? 確かに守備は堅いけど、カウンターばかりを狙うサッカーはやらない。「ベースは守備」というのは、「守備があってこその攻撃」という意味で、そこをしっかり整えたいということだと思う。
―――おそらくそうでしょうね。
福西:そういうスタイルは日本に合っていると思うし、この4年間のチーム作りをさらにパワーアップさせるという意味でも、いいんじゃないかと思う。「守備」って言われると「また?」って思う人もいるかもしれないけど、オレは「元に戻った」とは思わないかな。あくまで継続的な守備の強化と考えていい気がする。
―――そこがポジティブな要素ですよね。
福西:うん。まあ、まだ言葉だけだから詳しいことは分からないけどね。
―――はい。
福西:ただ、今回のW杯でもショートカウンターを極めるというのが「勝つための方法」として注目されて、当然、それは強固な守備組織の上に成り立っている攻撃でしょ? まずはそれを洗練させるという意味では、期待感を持てる気がする。
この続きは、メルマガNumber「福西崇史の『考えるサッカー』」で
ぜひお読みください。