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<ハンデを超えた高専球児> 都城高専・池田怜磨 「右手のないエースで四番」

posted2014/08/13 11:00

 
<ハンデを超えた高専球児> 都城高専・池田怜磨 「右手のないエースで四番」<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

text by

日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

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photograph by

Hideki Sugiyama

右手全指欠損という障害を抱えながら、投打の軸として活躍する球児がいる。
弱小の高専野球部を支える背番号1は、春の大会ではホームランも放った。
独自の野球術を体得するまでの過程、そして“最後の夏”の挑戦を追った。

 今年3月25日付の宮崎日日新聞は、運動面のベタ記事でこう報じている。

「高校野球の第134回九州大会(春季大会)県予選第4日は(中略)2回戦6試合が行われ、シード校3校が登場。このうち第3シードの都城商が敗れる波乱があった。

 都城商は八回に同点としたが、九回に失策から決勝点を許し、都城高専に2-3と競り負けた。都城高専の先発池田怜磨は11三振を奪い、四回に先制の2点本塁打を放つなど投打に活躍した」

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