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NumberWeb美人特派員が行く、ブラジルワールドカップ観戦ツアー 【後編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byNumber Web編集室
posted2014/07/04 13:20
ついにサッカーの聖地、マラカナンへ。
昨日のレシフェでの日本vs.コートジボワール戦がW杯初観戦だった2人。今日の試合は日本代表の試合ではないので、少し落ち着いてワールドカップの雰囲気を楽しめそうです。場所はサッカーの聖地と呼ばれるエスタジオ・ド・マラカナン(マラカナン・スタジアム)。ホテルからバスで30分ほど移動し、いよいよマラカナンに到着。
マラカナンの悲劇などの歴史を感じさせる荘厳なスタジアムを予想していたのですが、綺麗で現代的な外観には一同びっくり。周りはアルゼンチンサポーターが大集結。
そんな中、日本代表のユニフォームを着た2人を見つけると、一緒に記念写真を撮ろうと言ってきます。「昨日の試合は惜しかった。本田はいい選手だ」などと声をかけられ、2人も「今日の試合、アルゼンチンを応援する!」と笑顔で応えます。
バドワイザーのホスピタリティヴィレッジへ。
試合開始までまだ時間があるので、2人はマラカナンスタジアムの近くに開設されている「ワールドカップ ホスピタリティヴィレッジ」へ。
ホスピタリティヴィレッジとは、広大な敷地にブラジルW杯のオフィシャルスポンサーがそれぞれイベントブース(ホスピタリティハウス)を構え、関係者をおもてなしするエリアのこと。バドワイザーのブースももちろんあり、バドワイザーが飲み放題。2人はキンキンに冷えたバドワイザーで喉を潤し、いよいよ聖地、マラカナンへと乗り込みます。
マラカナンの入場口は大勢のアルゼンチンサポーター、ボスニア・ヘルツェゴビナサポーターに加えて、ブラジル、その他の国のサポーターが混じって大混雑。「メッシのプレーが生で見られるのが楽しみ」と麻里央さんが胸躍らせる一方で、「テレビでは見られなかったものが、スタジアムに来てわかった。両チームの試合運びを、ピッチ全体を通して確認してみたい」と綾さんはスタジアム観戦の醍醐味をすっかり習得した模様。人ごみを掻き分け、長い通路を通り、ようやく自分のシートがあるゲートの階段を上って見た風景に、2人は言葉が出ません。
広いスタジアムが観客でびっしりと埋まり、ピッチの緑の芝がライトに照らされて輝いています。そして人々の歓声や叫び、サポーターが歌う応援歌が反響し、隣の人の声も聞こえないほどです。
「すごい……これがワールドカップなんですね」
試合開始前から、あまりの迫力に圧倒される2人でした。