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NumberWeb美人特派員が行く、ブラジルワールドカップ観戦ツアー 【後編】
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byNumber Web編集室
posted2014/07/04 13:20
リアルに目撃したメッシの凄さに脱帽。
アルゼンチンvs.ボスニア・ヘルツェゴビナ戦のキックオフ。試合は大歓声の後押しを受けたアルゼンチンが、試合開始直後から優勢に進めていました。前半3分のフリーキックをメッシが蹴り、これがボスニアDFにあたって幸先良く先制。その後は一進一退の攻防でそのまま前半が終了。2人の周りをアルゼンチンサポーターが埋め尽くし、野太い声で応援歌を口ずさむ。「昨日の日本の応援とは全然違いますね。絶え間なく歌っているし、ブーイングも本気で怒っていて迫力がある。スタジアムが試合を作っている感じがします」と綾さん。
そして後半20分、メッシがイグアインとのパス交換からさっと抜け出し、左隅にシュートを決めるスーパーゴール。ウォーという大歓声。マラカナンが揺れる。「メッシの速さは異次元。こんなすごいゴールを実際に観られるなんて……」と麻里央さんも絶句です。
試合はその後ボスニアが1点を返したものの、最終的に2-1でアルゼンチンの勝利。喜びに沸くアルゼンチンサポーターとハイタッチを交わした麻里央さんはユニフォーム交換まで。聖地での観戦を思い切り満喫した2人でした。
そして……いよいよ最終日。
翌6月16日月曜日、ついにブラジル滞在の最終日です。ツアー中ずっと元気だった2人もさすがにお疲れの様子で、遅めの朝食。バドワイザー・ホテルで食べるビュッフェもこれで最後です。「もう最後の日なんて寂しい。ブラジルという国が大好きになってきただけに、もっといたい。コパカバーナビーチでビールを飲んでいたい!」と麻里央さん。綾さんも「ワールドカップが盛り上がってきているから、この雰囲気をもっと味わいたい」と後ろ髪を引かれている様子。帰国が近づいてしんみりしている2人に、コーディネーターのアレッサンドラさんが「2人とも元気をだして! 最後に美味しいシュラスコを食べに行きましょう!」
ブラジル名物シュラスコで最後の昼餐。
ブラジルでの最後の食事は、名物のシュラスコ。牛、豚、鶏の様々な部位を丸焼きしたものをウェイターが客席に運び、その場で切り取ってサーブしてくれる。牛だけでもリブ、フィレ、サーロイン、ランプ肉、コブ肉とたくさんの種類があり、もう結構ですという表示を表すカードを出すまで、次から次へと運ばれてきます。ブラジル名物の“カイピリーニャ”(アルコール度数は40度!)を飲みながら、シュラスコに舌鼓を打ちます。
「シュラスコはブラジルではお祝いなど特別な日に食べるものです」とアレッサンドラさん。「シュラスコは陽気で豪快なブラジル人をそのまま体現している料理ですね」(麻里央さん)、「お肉を食べると元気が出てきた。やっぱりもっとブラジルにいたい!」(綾さん)と2人も上機嫌でした。