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W杯優勝国は「すでに決まっている」!
開催国と歴代優勝国、二択の命運は。
posted2014/06/10 10:30
text by
北條聡Satoshi Hojo
photograph by
Getty Images
ブラジルか、アルゼンチンか!?
前回のコラムで掟破り(?)の掟を持ち出して、もう二択! ワールドカップの優勝国をめぐるナゾ解きも、いよいよ大詰めである。
6話完結でお届けする『法則ドラマ』の第5話。タイトルは『開催国にまつわる光と影』だ。で、主人公は今大会のホストを務めるブラジル。果たして、サッカー王国に差すのは光か、それとも影か――。そんなわけで、しばしの時間、お付き合いを。
【法則5 開催国――資格と死角】
さて今回の法則。これまでの一発退場のタブーではない。当たればチャンスのブレイクスルーだ。ワールドカップという超難関のイベントは、チャンピオンへのルートをわずか3つしか用意していない。その入口の一つが「開催国」なのである。そう言われてもなぁ――という方々のために、またまたお作りいたしました。例によって、まずは優勝国を3つのパターンに分類した以下の表をご覧いただきたい。
優勝国 A B C
1930年 ウルグアイ 開催国
1934年 イタリア 開催国
1938年 イタリア 歴代優勝国 タブー(※『振り子の法則』参照)
1950年 ウルグアイ 歴代優勝国
1954年 西ドイツ タブー
1958年 ブラジル タブー(※『振り子の法則』参照)
1962年 ブラジル 歴代優勝国
1966年 イングランド 開催国
1970年 ブラジル 歴代優勝国
1974年 西ドイツ 開催国 歴代優勝国
1978年 アルゼンチン 開催国
1982年 イタリア 歴代優勝国
1986年 アルゼンチン 歴代優勝国
1990年 西ドイツ 歴代優勝国
1994年 ブラジル 歴代優勝国
1998年 フランス 開催国
2002年 ブラジル 歴代優勝国
2006年 イタリア 歴代優勝国
2010年 スペイン タブー(※『振り子の法則』参照)