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入江陵介、渡部香生子が完全復活!
“中間年”がリオ五輪へとつながる。
text by
松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph byAFLO
posted2014/04/28 10:30
ロンドンでメダルを獲得した時を上回るタイムで100m背泳ぎの優勝を果たした入江陵介。200m背泳ぎの8連覇はもちろん史上初だ。
五輪中間年の過ごし方が、今後へとつながる。
大会を振り返る中で、渡部は言った。
「メンタルの面が去年とぜんぜん違います」
それはレースだけのことではない。練習を含め日々の取り組みから変化したことが、結果につながり、低迷からの脱却ともなった。
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今大会では、入江や渡部と対照的に、長く続く不振から抜け出せず、苦しい表情を浮かべる選手もいた。
でも、乗り越えられるときはきっと来る。
入江や渡部らの笑顔はそう語っているようだった。
日本選手権を経て、パンパシフィック選手権22名、アジア大会21名が決まった(6月のジャパンオープンでさらに追加される)。
代表入りを果たした選手も入れなかった選手も、個々にシーズンの目標があるだろう。
五輪中間年の過ごし方が、今後へとつながっていく。