白井健三の名言
日本で一番になろうとしたら世界で一番になったということなんです。次は自分で一番だと認められる選手になりたいと思います。
白井健三(体操)
2014/02/20
2013年秋、ベルギーのアントワープで行なわれた世界体操選手権で、白井健三はゆかで2つ、跳馬で1つ、自身の名前がつくことになる世界初の大技を計3つも成功させた。ゆかは「シライ(後方伸身宙返り4回ひねり)」と「シライ2(前方伸身宙返り3回ひねり)」。跳馬は「シライ/キム・ヒフン(伸身ユルチェンコ3回ひねり)」である。突如現れた17歳の新星に世界は驚きの声を上げたが、当の本人は淡々としている。「以前の演技構成でやっていれば日本では勝てない。だから、日本で一番になるために構成を上げた」──日本一=世界一であると言うのだ。しかし、まだ白井は現状に納得しているわけではない。目標は「自分で一番だと認められる選手」になることだ。
Number845号(2014/01/16)