ソチ五輪EXPRESSBACK NUMBER
ソチ五輪選手村、開村後でも工事中。
それでも気温、施設は「快適」と評判。
text by
野口美惠Yoshie Noguchi
photograph byYoshie Noguchi
posted2014/02/05 16:30
メディア公開のまさに当日、設置された白クマ像。気候は比較的温暖で、選手たちはリラックスした雰囲気でそれぞれに着々と準備を進めているようです。
温暖な気候も相まって、選手の反応は総じて「快適」。
折しも日本の数件隣の宿泊棟に、スロベニアのアイスホッケーチームが到着。「ソチに来たのは初めてで、黒海を見渡せるオーシャンビューと、雪山が美しいマウンテンビューの部屋があるという景色が面白い。到着したばかりだが、すぐにミーティングをして初日練習に挑む」と力強い笑顔を見せていた。
各国の宿泊棟ごとに、テレビ観戦室や、お菓子のビュッフェ、無料の飲み物自動販売機などが設置され、選手がくつろげるよう工夫がなされていた。
4時間にわたる選手村取材を終えエントランスに戻ると、「白クマ」の銅像が完成。選手たちを笑顔で送迎していた。五輪期間中に建設が終わらない宿泊棟もある状況だが、2月の平均気温が6℃という温暖な黒海リゾート特有のゆったりとした雰囲気がそれを許している。選手たちの反応は総じて「快適」。最高のパフォーマンスを支える「第二の家」になりそうだ。