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7つの言葉で振り返る2013年事件簿。
これがF1界の「流行語大賞」だ。 

text by

尾張正博

尾張正博Masahiro Owari

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photograph byAP/AFLO

posted2014/01/04 08:01

7つの言葉で振り返る2013年事件簿。これがF1界の「流行語大賞」だ。<Number Web> photograph by AP/AFLO

前輪を軸に、その場でくるくると車体を回すドーナツターンを披露するベッテル。路面との摩擦で出る煙は、今季の風物詩となった。

セナの記録を抜くとき、ベッテルはどんな名言を残すのか。

(7)「史上最年少4連覇とシーズン9連勝」

 どちらもベッテルが2013年に樹立した新記録である。史上最年少4連覇は自身が持つ記録を更新。シーズン9連勝は2004年に母国の先輩ミハエル・シューマッハが作った7連勝を破り、1シーズンとしては最多。2シーズンにまたがる記録を含めても、1952年から'53年のアルベルト・アスカリに並ぶ、偉大な記録である(アスカリは7連勝の後、'53年のインディアナポリス500に欠場しているが、当時のF1チームはインディアナポリス500に参加していなかったため、自身が参加したレースとしては9連勝となる)。

 連勝記録でシューマッハを抜いたベッテルの勝利数は通算39勝。アイルトン・セナの通算41勝を抜くのは間違いないだろう。いつ、どこで抜き、そのときどんな言葉を語るのだろうか。願わくば、その言葉が2014年でもっとも印象に残る言葉になってほしい。

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