サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
9月の2試合に臨むザックジャパン。
序列が崩れた2つのポジションに迫る。
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byTakuya Sugiyama
posted2013/08/30 12:10
前回、ウルグアイ戦で招集された時は、長谷部や遠藤ら不動のボランチから「勉強して、盗めるところを盗んで力にしたい」と語っていた山口。次の代表戦2試合で、更なる飛躍を見せられるか?
山口、柿谷共に「もう迷いはない」。
山口は、東アジアカップ直後こそ「まだ代表は早いかも」と言っていたが、ウルグアイ戦後は「まずは毎回、代表に呼ばれることが大事。それを続けていればチャンスは必ずやってくる。その時にチーム戦術をやりつつ、いかに自分の良さを出せるか、だと思っている」と、生き残りに意欲を見せるようになってきた。
柿谷も「最初は迷いというか、考えながらやっていた。次はもっとよくなる」と、手応えを感じている。
彼らは、マンネリ感、停滞感のある代表に「刺激」というカンフル剤を打ち込み、序列に変化を起こすことができるだろうか。
そうして、何名の東アジア組が10月の欧州遠征の切符を手にすることができるだろうか。
「融合」というより「内戦」の厳しさが漂う2試合になりそうだ。