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日本代表はセットアッパーで勝負!?
WBC優勝への投手起用法を考える。
text by
小関順二Junji Koseki
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2013/02/20 10:32
昨年11月18日のキューバとの親善試合第2戦に先発した巨人・澤村。スライダーとフォークで3者連続三振を含む計4三振を奪い、2回を1安打無失点に抑えた。
キーとなるキューバ戦に勝つための投手陣は?
このキューバとは昨年11月、「侍ジャパンマッチ」というエキシビションゲームを2試合戦い、連勝している。マウンドに上った投手は次の通りである。
◇2012/11/16 <日本2-0キューバ>
大隣→大竹→筒井→今村→加賀→大野→山口俊
◇2012/11/18 <日本3-1キューバ>
澤村→村中→西村→森福→大竹→涌井→山口俊
この中で代表に選ばれる可能性があるのは次の5人だ。
大隣……2回、0安打、3三振、0四死球、0失点
今村……2回、0安打、2三振、0四死球、0失点
澤村……2回、1安打、4三振、0四死球、0失点
森福……1回、1安打、1三振、0四死球、0失点
涌井……1回、1安打、1三振、0四死球、1失点 ※グリエル本塁打
縦の変化を得意とし、内・外角を正確にコントロールできる投手が好投しているので、エース級の田中、前田も通用するだろう。
彼ら以外では杉内が前回大会の第2ラウンド、2番手で登板して3回を無安打、4奪三振に抑えているのが好材料だ。