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8人の“給料泥棒”。
~高年俸で期待外れの大リーガー~
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![小川勝](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/6/3/-/img_63c0172edf1a3eec5d5017836b5eb9301895.jpg)
小川勝Masaru Ogawa
photograph byGetty Images
posted2012/12/19 06:00
![8人の“給料泥棒”。~高年俸で期待外れの大リーガー~<Number Web> photograph by Getty Images](https://number.ismcdn.jp/mwimgs/8/4/350/img_84e215ca2e033c5cf40184622567ae6a302792.jpg)
メジャー歴代5位の本塁打数、リーグMVPに3度選出など実績十分のA・ロッド(ヤンキース)だが、今季はその実績、年俸に見合う働きをまったく出来ず。ニューヨーク・ポスト紙が行なったファンへのアンケートでは、8割が放出を望むという結果になった。
米大リーグの年俸高騰は、野球ファンにとって、もはや驚くようなニュースではない。'01年1月、アレックス・ロドリゲス(現ヤンキース)が10年総額2億5200万ドルの契約を交わして以来、米大リーグの最高年俸は2000万ドルを超える時代に突入した。
それでも、10年前の'02年、年俸2000万ドルを超えていたのはロドリゲスだけだった。今年の年俸ランキングでは、これが14人に増えている。1ドル80円で計算しても、2000万ドルは16億円だ。月給50万円の社員なら267人雇うことができる金額だ。
10年前と比較すれば、米大リーグの収入は増えている。インターネットの普及でチケットをずっと効率的に売れるようになったし、日本人選手の増加で、テレビ放映権収入やスポンサー収入も上がっている。新球場が次々に完成して観客を引きつけ、チケット価格を上げても売れる状況が続いている。収入が増えているなら、選手の年俸相場が上がっても不思議はない。
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