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フランクフルトを救った弱小メーカー。
ブンデスで躍進する「JAKO」の正体。 

text by

木崎伸也

木崎伸也Shinya Kizaki

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photograph byItaru Chiba

posted2012/11/17 08:00

フランクフルトを救った弱小メーカー。ブンデスで躍進する「JAKO」の正体。<Number Web> photograph by Itaru Chiba

スポーツメーカー「JAKO」のユニフォームを着てピッチに向かうフランクフルトの乾貴士。JAKOはブンデスリーガ以外にも、ベルギーやオーストリアなど様々な国のチームと契約を結んでいる。ナショナルチームでは、ヨルダン、ルクセンブルク、モルドバが使用。

今後、どのクラブのパートナーになるのかが注目。

 高原・稲本時代にフランクフルトの地元記者から聞かされた話は、半分本当で、半分間違いだったのだ。トップメーカーから契約してもらえない時期もあったが、今はあえてJAKOを選んでいる。困難から救ってくれた感謝として。

 ちなみに今はもう普通のTシャツで練習することはなく、発汗性が考慮されたポリエステル製のTシャツが用意されているようだ。

 JAKOは業界の巨人たちから比べたら、まだまだ小さな存在だ。この業界は競争が激しく、グロイター・フュルトとの来季からの契約は、より好条件を提示したデンマークのヒュンメルに奪われた。

 だが、アマチュアリーグから這い上がって来たJAKOなら、知恵を巡らせてこの業界で生き残っていくに違いない。これからJAKOがどのクラブのパートナーになるのか、個人的にブンデスリーガの見所のひとつにしようと思っている。

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