SCORE CARDBACK NUMBER
国境を越えて愛される、
スペインの“特別な存在”。
~ラウールをめぐるエピソード~
text by

豊福晋Shin Toyofuku
photograph byAFLO
posted2012/06/10 08:00
シャルケのホーム最終戦で4人の息子と一人娘と笑顔を見せるラウール。内田篤人の姿も。
EURO2012のスペイン代表23人枠をめぐるFW陣の争いは熾烈だった。スペイン国内では、ソルダードとの争いを制したネグレドや、土壇場で調子を上げリストに名を連ねたトーレスに注目が集まった。だが、その傍らで、今回も代表には呼ばれなかった、ひとりのストライカーの名前を新聞紙上などでよく目にした。来季からカタールのアル・サッドでプレーする、元代表のラウール・ゴンサレスだ。
5月末、彼はFAO(国連食糧農業機関)のアンバサダーとして、食糧難に苦しむアフリカ・サヘル地域のチャドを訪問し、世界に緊急支援を訴えた。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り: 617文字
NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。
