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王者秋山への挑戦権懸け、
燃える全日本「春の祭典」。
~チャンピオン・カーニバル、開幕へ~ 

text by

門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

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photograph byNIKKAN SPORTS

posted2012/04/21 08:00

王者秋山への挑戦権懸け、燃える全日本「春の祭典」。~チャンピオン・カーニバル、開幕へ~<Number Web> photograph by NIKKAN SPORTS

昨年10月、三冠ヘビー級選手権で秋山(右)にフロント・ハイキックを食らう諏訪魔。3冠ベルトを奪われた諏訪魔は、カーニバルを制し、雪辱を果たしたい。

 今年、創立40周年を迎える全日本。毎春の恒例シリーズ、「チャンピオン・カーニバル」(C・C)が、例年以上に面白くなりそうだ。

 団体のシンボルである3冠ベルトは、ノアの実力者、秋山準に握られたまま。3月20日の両国国技館大会では、大看板の武藤敬司が、18分21秒、必殺技スターネスダストで斬って落とされた。

 3度目の防衛を果たした秋山は、試合後、アウェーのリングでマイクを握り、こう吼えた。「次はチャンピオン・カーニバルだろう。優勝者が来い!」。居並ぶC・C出場予定メンバーを前にした、事実上の次期挑戦者指名である。これには全日本のスタッフは切歯扼腕。観客席は大いにどよめいた。

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