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イチローとローズ。
~10年連続200本安打を目指して~ 

text by

芝山幹郎

芝山幹郎Mikio Shibayama

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photograph byNaoya Sanuki

posted2010/04/03 08:00

イチローとローズ。~10年連続200本安打を目指して~<Number Web> photograph by Naoya Sanuki

注目の開幕は4月5日、オークランドでのアスレチックス戦で迎える

すでに前人未踏の領域に達しているイチローの打撃成績。

 36歳の選手で、こんなにヒットを打った選手はひとりもいない。2位のカッブでさえ、36歳の開幕時には3264本だった。ロジャーズ・ホーンズビーが2855本で、ローズは2762本。現役選手ではデレク・ジーターの2747本が光る。そのジーターも、2001年(イチローが大リーグに入った年)から2009年までの9年間では1739安打しか打っていない。同じ時期のイチローに比べると、291本も少ない計算になる。

 ま、このあたりはみなさん先刻ご承知だろう。ファンタジー・リーグの低評価も、実はさほど気にすべきものではないのかもしれない。

不安材料は0ではないが……それでもイチローは活躍する!

 盗塁数の減少(2009年は26個)や脚部の故障といった不安要因にしたところで、慢性化しない限りは危惧することはないと思う。37歳のカッブは211安打(3割3分8厘)を放っているし、38歳のローズも208安打(3割3分1厘)を記録した例がある。

 野球選手の衰えが釣瓶落としのようにやってくるのは承知の上で、私はもうしばらく、イチローの活躍を楽観的に期待していたい。

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