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名将ラルーサの監督術。
~MLB33年のキャリアを検証する~ 

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小川勝

小川勝Masaru Ogawa

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photograph byGetty Images

posted2011/12/15 06:00

名将ラルーサの監督術。~MLB33年のキャリアを検証する~<Number Web> photograph by Getty Images

第7戦までもつれこんだ末、劇的な逆転でテキサス・レンジャーズを降し世界一に輝いた、ラルーサ監督率いるセントルイス・カージナルス。引退は、今年の8月に決めていたという

 米大リーグの名将、カージナルスのトニー・ラルーサ監督が引退した。日本なら、どこかのメディアが「コメンテーター」として契約するのだろうが、そういうニュースも出ていない。今ごろ、来季の構想に気を揉まなくてよい、重圧のない冬を満喫しているのだろう。67歳、大リーグでの監督生活は33年。今秋、ワールドシリーズの歴史的な逆転優勝を最後に、自ら幕を下ろしたのである。狙ってできることではないだろうが、これだけのキャリアを積んだ名将に、相応しいラストシーズンだった。

 33年というのは、日本のプロ野球ではちょっと考えられない年数だが、ラルーサ監督の場合、大リーグに昇格する前の年にマイナー(2A)の監督を1年やっているので、そこから通算すると監督生活は34年になる。年齢的に言えば、33歳で2A監督になり、34歳で大リーグに昇格して、そのまま67歳まで監督を続けたわけだ。

この記事は雑誌『Number』の掲載記事です。
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