なでしこジャパンPRESSBACK NUMBER
なでしこジャパン、歓喜の決勝進出。
スウェーデン戦での意外な選手起用。
text by
了戒美子Yoshiko Ryokai
photograph byMaurizio Borsari/AFLO
posted2011/07/14 12:35
1993年のアジア女子選手権で代表デビューした澤穂希。その後、北京五輪を含む3回の五輪出場、スウェーデンW杯から5回連続の女子W杯出場という偉大な記録を持つ
「ここまできたら優勝しかないと思っている」(安藤)
「ここまできたら優勝しかないと思っている。優勝カップ、掲げたいですね。ドイツを倒したときのように、いちども勝っていないアメリカとこの舞台で戦えるなんて。このメンバーで、このタイミングで倒すしかないと思っている」
と、安藤は笑顔を見せた。
もちろん、代表を支え続けて来た澤の思いは更に強い。
「夢にまで見たワールドカップでのメダルです。ずっと目標にしてきましたから。今でも現実じゃないんじゃないかと思う。さらに決勝でアメリカと対戦できるなんて夢みたい!! 本当にずっと負け続けてきた相手ですし、でもチャンスはあるとおもうので」
と声を弾ませる。
ベスト4を目指した北京五輪での4位から3年。
優勝を目指した今大会で、彼女たちはもしかしたら望み通りの結果を手に入れるかもしれない。