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ペルー戦での新システムは不発に。
ザックジャパン、成長への足踏み。 

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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posted2011/06/02 12:00

ペルー戦での新システムは不発に。ザックジャパン、成長への足踏み。<Number Web> photograph by KYODO

試合後に「うまくいかないのも想定内だった。欲しかった情報は収集できた」と語ったザッケローニ監督。「3バックはたった2日間しか練習できなかった。選手3人が1日前に到着するなど、いい状態ではなかった」とこぼした

次のチェコ戦で、新システムを生かせるか?

 次戦は7日、強豪チェコを迎える。

 ここでも新たに入ってきた選手にチャンスが与えられることは間違いない。というのも、ザッケローニは9月のW杯アジア地区3次予選の初戦を念頭に置いているはずだからだ。

 シーズンが始まったばかりの欧州組は基本的にコンディションを上げている時期であり、フィジカルコンディションを重視する指揮官が国内組を積極的にメンバーに入れてくる可能性が非常に高い。

 ペルー戦でほろ苦デビューをした西も、前を見据える。

「これ(きょうの出来)を最低レベルとして、成長していければもっとよくなると思う。練習からチャンスをつかめるように一生懸命やっていきたい」

 3-4-3と新戦力のテスト。

 ザックジャパンの方向性を示す意味でも次のチェコ戦は極めて重要な意味を持つことになる。

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アルベルト・ザッケローニ

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