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大谷晋二郎が熱くするゼロワン対新日の夏。 

text by

門馬忠雄

門馬忠雄Tadao Monma

PROFILE

posted2008/06/26 00:00

 プロレスのファイトにメジャーもインディーもない、が私の持論。いいものはいい、つまらないものはつまらない。

 大谷晋二郎率いるゼロワンMAXが、新日本との対抗戦で存在感を見せている。新日本の1・4東京ドーム大会に端を発した敵意むき出しのバトルは、プロ野球交流戦さながらの応援合戦もあり、刺激的で面白い。対抗戦という興行手法自体は'70年代から変わり映えしないが、どこの会場も熱いのだ。

 大谷は今年1月、ゼロワンMAXを運営する興行会社ファーストオンステージの社長に就任したばかり。バラバラな選手達を大森隆男軍、田中将斗軍に分け、両軍の抗争を激化させることによって戦力の底上げを図った。「あいつらには絶対負けるな!」とそのエネルギーの矛先を古巣の新日本に向けたのが今回の対抗戦なのだ。

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