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オクタゴンに新たなスター誕生。
その名は、ジョン・ジョーンズ。 

text by

橋本宗洋

橋本宗洋Norihiro Hashimoto

PROFILE

photograph byGetty Images

posted2011/03/28 10:30

オクタゴンに新たなスター誕生。その名は、ジョン・ジョーンズ。<Number Web> photograph by Getty Images

ジョン・ジョーンズ(写真左)のこれまでの戦績は12勝1敗。(T)KO率は6割を越える。UFCのタイトルがかかった一戦でも、ベテランのマウリシオ・ショーグン相手に圧倒的な強さでTKO勝ちを収めた

ジョーダン、ウッズら世界的スターと同じ栄光の道へ。

“ジョーンズ現象”を後押しするのは、彼の大胆なファイトスタイルだ。

 193cmの長身と215cmという規格外のリーチから繰り出されるパンチと蹴り、さらに飛び技、回転技を連発する派手な闘いぶりは見る者の目を奪わずにはおかない。ジョーンズは、まるでダンスを踊るように躍動しながら対戦相手に致命傷を負わせてみせるのだ。「華麗な技の基本はYouTubeで独学した」「タイトルマッチ直前、散歩中に車上荒らしの犯人を捕まえた」といったエピソードもあいまって、新UFC王者はMMAというジャンルの新たなアイコンになりつつある。

 突然あらわれた無名の若者が、卓越した能力と誰にも似ていないスタイルでシーンを席巻、やがてジャンルの枠を超えた存在になっていく――。ジョーンズは、かつてマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズがそうだったように、典型的かつ理想的な“スター誕生”の物語を生きている。

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