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【動画】「栗山巧&中村剛也とはロッカーでずっと野球の話を」西武・炭谷銀仁朗が明かすロッカールーム秘話と移りゆく捕手の役割「武内の試合が最近一番のリード」《独占告白・後編》
近年、捕手の役割は変わりつつある。複数捕手の併用がトレンドとなり、配球に関してもデータ重視の傾向が確実に強まっている。そんな中、プロ21年目を迎えた炭谷は過去と現在の捕手像をどちらも知る数少ない現役選手の1人と言えるだろう。
2005年秋のドラフト1位指名で西武に入団。2019年からの2年半はFA移籍した巨人でプレーし、2021年7月に楽天へトレード移籍した。そして、2023年オフに6年ぶりとなる西武復帰を果たし、7月19日に39歳の誕生日を迎える今季も地道に“捕手道”を邁進する。

侍ジャパンの一員としても2013年、2017年のWBC、2015年のプレミア12を経験した名捕手は今、変わりゆく捕手の役割をどう感じているのだろうか。
平良海馬の本を全冊借りた理由とは
炭谷は西武に復帰した2024年以降、一回り以上も年齢が離れた若手投手とバッテリーを組む機会が増えた。当然ジェネレーションギャップがあるはずなのに、炭谷と後輩投手の間に戸惑いや違和感といった類の感情はなかなか見えてこない。もちろん、その舞台裏にはベテラン捕手の繊細かつ丁寧な努力が存在する。
若い投手とバッテリーを組む際に気をつけていることは?
素朴な疑問をぶつけると、炭谷はこう言った。
「こっちができることを全部やって、確信を得てから『こうした方がいいんじゃないか』と言うようにしています。年齢が離れていると、こちらからグイグイ行くと逃げてしまう選手もいるので」
ロングインタビューの途中、炭谷は興味深いエピソードを紹介してくれた。
12歳年下の平良海馬と腹を割って話したいことがあった。炭谷はまず、平良がロッカールームに並べていた本を全冊借りた。彼の行動の裏側にある考え方を理解してから言葉を交わすと、野球談議が弾んだのだという。

頭ごなしに意見を押しつけない。大前提として相手の考えを尊重した上でディスカッションをスタートさせる。このような人心掌握術は、データとにらめっこしているだけでは決して身につけられない。
プロ野球の世界では今後、ますますデータが幅を利かせることになるだろう。バッテリー間の配球1つにしても、「このコースにこのボールを投げなさいとデータに書いてあったので」という感覚を持つ捕手が増えていくのだろう。
そんな時代だからこそ余計に、20年以上もプロ野球界で捕手という職業を全うしてきた男の人間味あふれる一言一句が、妙に心に響くのである。
この動画では、ほかにも次のようなテーマについて語ってもらっています。
- パ・リーグ、セ・リーグで配球は変わるのか
- 捕手併用のメリット、デメリット
- 炭谷はデータ派? 感覚派?
- ピッチクロック、ピッチコムが導入された場合の影響は?
- テンポが速い岸孝之、速すぎて驚いた牧田和久
- 若い投手をリードするときに心掛けること
- 西武、巨人、楽天と3球団を渡り歩いたから分かるライオンズカラー
- 栗山巧、中村剛也とロッカールームで語り合う内容
- 捕手で一番大切なこととは?
- 20年間で最高のリードは武内夏暉とコンビを組んだあの試合
後輩の懐に飛び込む難しさは、後輩や部下を持った経験がある方であれば誰しも理解できるのではないでしょうか。プロ野球界のみならず一般社会でも試してみたくなる後輩との付き合い方も含めて、ぜひご覧ください。(5月21日取材)
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