7戦6勝とJ・バトンの独走が続いているが、コース裏のパドックではスポーツとまったくかけ離れた次元の“政争”が5月から繰り広げられている。F1世界選手権を公認するFIAと、現在参加しているチーム側のFOTAとの「'10年エントリー問題」である。トルコGP決勝の朝にも、ウイリアムズとフォース・インディアを除く8チームの首脳と契約ドライバー16人が集まり、6月12日に控えたFIAの来季エントリー受理正式発表に備えて、現状説明と全員の統一意志確認が行なわれた。
FIAとFOTA、両者がなぜここまで対立し、関係がこじれたかを細かく説明することは、この紙幅では到底できないが、論点を絞ると大きくは次の3つが原因だと解釈している。
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