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ユタを強くした、ウィリアムスの秘密。

 NBA中がアレン・アイバーソンのトレードの噂と憶測の嵐に飲み込まれてしまったかのようなこの頃、嵐とは無縁の世界でひっそりと勝ち続けているチームがある。ユタ・ジャズだ。12月14日現在17勝5敗は、競争が激しいウェスタンカンファレンスでも首位の成績。昨シーズンの成績が5割、あと一歩でプレーオフを逃したチームとしては予想以上の快進撃である。

 好調ジャズを導くのがポイントガード、デロン・ウィリアムス。プロ2年目ながら、落ち着いたボールさばきにはベテランの風格すら漂っている。

 ジャズのポイントガードといえば、2003年に引退するまで19年もの間ジャズを率いた、名ポイントガードのジョン・ストックトンとの比較は避けられない。ウィリアムスもジャズに入ってまず最初に、ヘッドコーチのジェリー・スローンから、「この街の人たちがジョン・ストックトンを忘れることはないだろう。君はジョン・ストックトンになろうとするのではなく、君自身であればいい」とのアドバイスを受けたという。

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