全日本プロレスの10・18東京・代々木競技場第2体育館「創立35周年記念興行」のメインが王者佐々木健介(41)vs.挑戦者川田利明(43)の3冠ヘビー級選手権試合に決まった。
8・26両国で鈴木みのる(39)を破った健介の初防衛戦。ハッスルからUターン参戦の川田は昨年8・27両国の太陽ケア戦以来の1年2カ月ぶりの挑戦で、史上最多となる6度目の王座返り咲きを狙う。
健介と川田の3冠戦は、真っ向勝負の好カードとして素直に嬉しい。しかし最近の全日本には「なぜ?」と首をかしげたくなることが多い。
まず、7月15日付のリリース。スタン・ハンセンから衆議院議員馳浩へのPWF(全日のタイトル管理団体)会長の交代をファックス1枚で済ませたのだ。'01年1月、「ジャイアント馬場3回忌追悼興行」で引退セレモニーを行った“不沈艦”ハンセンは、ザ・デストロイヤーと並んで全日本マットを支えた最高の功労者。少なくとも本人を招き、リング上で交代のセレモニーをして欲しかった。ハンセンへの礼を欠いた通告と受け取ったのは筆者だけだろうか。創立時から見守ってきた者には、切ない出来事だった。
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