#623

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最終回は、スギッチ流フットボールの愉しみ方。

2009/03/08

 なんと今回で、僕は当コラムの担当を退く。バンザーイと喜ぶ読者の顔が目に浮かぶ。そちらの方が、残念がってくれる人より遥かに多いと思う。また、そうでなくては困るというのが本音だ。

 人と違うことが言いたい。吃驚させたい。世間に波風を立てたい。むしろ反発を買い、嫌われたい。あまのじゃくなのだろう。僕には根っから人騒がせな血が流れている。一歩間違えば、単なる嘘つき、ホラ吹きになりかねないところだが、ホラは絶対に吹いていないという確信は持ち合わせている。ホラを絶対に吹かず、人を驚かせるにはどうしたらいいか。優先すべきは、嘘がないことだが、となれば、必然あまのじゃくの虫が騒ぐ。両者とどう折り合いをつけるか。解決方法は難しくない。人と違うことが言い出せそうな匂いのする現場に、絶対的な確信を掴むまで足を運べば良いだけの話である。

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photograph by Shinji Akagi

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