優勝チームを渡り歩く選手がいる。差し詰め、“チャンピオン渡り鳥”といったところか。優勝請負人と呼ぶほど大黒柱というわけでもなく、単なるラッキーチャームだと言うほどオマケの存在でもない。むしろ優勝に至る過程で勝負を決めるようなプレーをする実力と勝負強さを持っていて、その功績を認められて次のチームに移籍し、そこでもまた優勝、ということを繰り返す。チーム選びの嗅覚もいいのかもしれない。
その最たる例がロバート・オーリーだ。プロ3年目にヒューストン・ロケッツで優勝して以来、ロケッツでさらにもう1回、ロサンゼルス・レイカーズで3回、サンアントニオ・スパーズで2回、計7回もの優勝を果たしている。勝負強く、試合がかかった場面でのシュートを何本も決めていることから、“ビッグショット・ロブ”のあだ名を持っている。
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