朝青龍と琴欧州。九州場所にそれぞれの記録を懸けて臨んだ2人が、未経験の重圧に打ち勝ち、見事な大輪の花を咲かせた。
ライバル不在、一人横綱として2年にわたり大相撲の屋台骨を支え続けた朝青龍。孤高の横綱が、初めて土俵上で涙を見せた。14日目の結びの一番、大関・魁皇戦。地元福岡出身の魁皇を後押しする声援を敵に回しながらも、完璧な相撲で7連覇を達成。勝ち名乗りを受けようとした瞬間、朝青龍の顔がぐしゃぐしゃに歪んだ。重圧たるや、想像を絶するものだったに違いない。
「今どこにいるかわからない、という気持ちでした。今まで誰もやっていない凄いこと。全然これまでと違う」
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています