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絶好調の中野真矢、今年こそは勝負の年。

 「勝てないことに慣れるのが怖い。一日も早くこの状況から抜け出したいです」と語っていた中野真矢に、大きな転機が訪れようとしている。今オフの合同テストで、トップタイムが実に3回。2年前、GPに復活して間もないカワサキに移籍したとき、「3年目に結果を残したい。3年目は勝負のシーズン」と語っていたが、その言葉通りチャンスが到来した。

 今年はエンジンも車体も大きく変わった。一昨年までのエンジンは、スーパーバイクの延長線上のものだった。それが去年からやっとMotoGP用に作ったエンジンとなり、さらに1年間コツコツとエンジンと車体のデーターを積み上げてきた。それを元に改良されたマシンが2006年型ZX―RRであり、このオフのテストで、素晴らしいリザルトを残すことに成功した。

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photograph by Satoshi Endo

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