シーズンも大詰めである。ただ全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの状況を現時点で語るのは難しい。というのも現時点でシリーズ第6戦(美祢)の結果が暫定となっており、優勝者が確定していないからなのだ。
問題の事件はレースの最終ラップに起きた。ピットストップをせずに走りきる作戦を選んだリチャード・ライアンが首位、1回ピットに入りタイヤを交換してハイペースで追い上げたブノワ・トレルイエが2位だった。ペースは明らかにトレルイエが速く、ライアンは必死にブロックしながらフィニッシュしようとした。しかし最終ラップの第1ヘアピンでトレルイエがライアンのインに飛び込み、それを押さえ込もうとしたライアンのマシンと接触してしまった。
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