アテネ五輪で初めて正式種目に採用された女子レスリングは、大きく注目される種目の一つである。日本は、4階級のすべてで金メダルが期待できるほどの可能性を秘めているからだ。
4階級のうち3階級に代表を送り込んだのが、中京女子大学レスリング部である。本書は、中京女子大の3人の選手、55kg級の吉田沙保里、63kg級の伊調馨、48kg級の伊調千春、それぞれの足跡をたどったものだ。
著者は、男子・女子を問わず、国内はむろんのことアメリカ、中東、ヨーロッパ、世界で行なわれる主要大会をことごとく追い続けてきた、レスリングの「従軍記者」。刊行の動機を、「紹介することで彼女たちに親近感をもってもらうことと、女子レスリングの世界を少しでも知ってほしいという2点」にあると語る。
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