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「3戦目からちょっと動きが変わってきて」ディープ初年度産駒…マルセリーナ、リアルインパクトが示した父の可能性とは?《安藤勝己と戸崎圭太が証言》

2026/05/22
左からマルセリーナ、リアルインパクト
種牡馬として第二の人生を歩み始めた父。その初年度産駒となった2008年生まれの2頭が、それぞれ3歳時にGI制覇を果たした。手綱を握った名手2人が、当時のレースと仔の特徴を回顧する。(原題:[第1世代のGI制覇]マルセリーナ&リアルインパクト「示した父の可能性と方向性」)

 ディープインパクトの初年度産駒は2008年に生まれた。血統登録されたのは147頭。そのなかの2頭が、のちに大種牡馬となる父のための輝かしい第一歩と、次の一歩を踏み出した。

 マルセリーナとリアルインパクトである。

 '11年4月10日の第71回桜花賞をマルセリーナが勝ち、ディープインパクト産駒としてGI初制覇を遂げた。それから2カ月足らずの6月5日、安田記念でリアルインパクトが優勝。3歳馬による安田記念制覇はグレード制導入後初の快挙だった。

 クラシックの皮切りとなる一戦と、古馬混合のマイルGI。勝ち方も好対照だった2つのレースは、それぞれの鞍上にとっても特別な意味を持つことになる。

 安藤勝己が初めてマルセリーナに跨ったのは2歳新馬戦のパドックだった。当初の印象をこう語る。

「デビューしたころから、これは桜花賞よりオークス向きやろう、と言っていたんです。おっとりした性格で、乗った感触がモサモサして、反応が鈍い感じでしたから」

 名牝ブエナビスタなどを送り出した松田博資厩舎の馬らしく、調教で長く乗り込まれ、徐々に走ってくるタイプだった。それでも能力の違いで新馬戦を勝ち、3歳初戦のシンザン記念で3着と好走。3戦目のエルフィンSを中団から差し切って勝ち、賞金面で桜花賞の出走を確実にした。

KYODO
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「自分から走るという感じではなかったのに、3戦目くらいから、ちょっと動きが変わってきた。4戦目の桜花賞のころには結構、敏感になっていましたね」

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photograph by Photostud / KYODO

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