#1128

記事を
ブックマークする

「令和版の中野先生を目指します!」フィギュアスケート・坂本花織が明かすコーチとの“本当の関係”と渋い“勝負飯”「いつも行く焼き鳥屋さんで…」《石川佳純の対談連載》

今回のゲストはフィギュアスケートの坂本花織選手。ダイナミックなジャンプのコツや、実は渋い勝負飯、中野園子コーチとの師弟関係や引退後の夢など神戸への出張対談で強さと笑顔の秘訣を丸裸に! スペシャルな読者プレゼントもご用意しました。応募と詳細はこちらから。(原題:[石川佳純のあなたに会いたい]坂本花織 自分らしい滑りでやりきりたい(連載07))

石川 練習後のお疲れのところありがとうございます。今日は何時からリンクで練習されていたんですか?

坂本 いつもに比べると今日はスタートが遅くて、8時から練習していました。週5で朝練習をしているんですけど、だいたい6時15分頃に始めています。

石川 早いですね! フィギュアスケートの選手って、毎日そんなに早朝から練習しているんですか?

坂本 そうですね。ジャンプなど技術的な練習はリンクの一般滑走の時間と分けてやる必要があるので、早朝に練習することが多いんです。私の場合は今年6月、神戸に通年型のスケートリンク『シスメックス神戸アイスキャンパス』が開業したので、以前に比べて練習環境にとても恵まれています。朝練が少なくなるかなと思っていたんですけど、むしろ増えています(笑)。

石川 いよいよ新シーズンも開幕ですが、シーズン前の感触はいかがでしたか?

坂本 シーズンオフは例年に比べると調子が良いなという手応えがありました。でも試合が始まってみないと分かりません。

Asami Enomoto
Asami Enomoto

石川 今季でシニア9シーズン目。これまでに世界選手権3連覇を始め、北京五輪での銅メダル獲得など活躍されてきました。女子フィギュア界ではベテランの域に入ってきましたが、シニア初年度と比べてプレッシャーの感じ方の違いなど、自分自身の変化を実感されていますか。

坂本 9シーズン目ですか、時間の流れを感じますね。最初の頃はどれだけベストの演技をしても、なかなか優勝までたどり着けなくて。でもそれは新たな課題を見つけやすい状況でもありました。それに「絶対にこの人に勝ちたい!」「前の試合の自分に勝ちたい!」と追う立場でチャレンジすることがすごく楽しかった。でも、グランプリシリーズで優勝や連覇できるようになってからは、そういう気持ちが薄れてきたというか……。

全ての写真を見る -2枚-
特製トートバッグ付き!

「雑誌+年額プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています

photograph by Asami Enomoto / Wataru Sato

0

0

0

この連載の記事を読む

もっと見る
関連
記事