「いつの日か、もしかしたら……」
NBAに入って間もないころ、ルカ・ドンチッチは、子供の頃からの憧れの選手、レブロン・ジェームズと同じチームでプレーする可能性について聞かれると、目を輝かせて言った。
その「いつの日か」が、現地時間2月2日に現実になった。ロサンゼルス・レイカーズとダラス・マーベリックスの間でトレードが成立し、ドンチッチらがアンソニー・デイビスらと引き換えで、レブロンがいるレイカーズへトレードになったのだ。
神童とも魔術師とも呼ばれるドンチッチはまだ25歳。昨季のMVP投票で3位だったほか、5季連続でオールNBAファーストチーム入りしているトップスター。昨季はチームをNBAファイナルまで導いている。その彼がシーズン中にトレードになった。交渉は両チームのGMの間で極秘に進められ、前もって噂が出ることもなかっただけに、トレード合意の情報がSNSに投稿されたとき、多くの人が偽情報だと思ったほどだ。
特製トートバッグ付き！
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Getty Images
記事
