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「その迫力は数字では表しきれません」ステファニー・エプスタインが衝撃を受けた大谷翔平の“打球”と「明らかにしたい」人間的魅力《MLB名物記者が語る④》
2024/12/31
「50-50」――MLBの歴史に不滅の大記録が刻まれた。特別なシーズンを現場で追い続けた取材者たちは、規格外のプレイヤーをどのように見ていたのか。米メディアの辣腕記者4人が、その衝撃を明かした。(原題:[MLB名物記者に訊く]記者席から見た異次元のシーズン ステファニー・エプスタイン「歴史を変えたからこそMVPは彼しかいない」)
大谷の魅力を思い返した時、個人的に最も強く心に残っているのは、彼が完璧にボールを捉えた打球の凄まじさです。優れた打者であること、パワフルであること、強さを備えた選手であることはもう誰もが熟知していますが、それでも実際にスタジアムで観ると、言葉を失うような打球を放ちます。ほとんど人間離れしており、内野手、外野手は身動きが取れないほど。アーロン・ジャッジの本塁打でもあそこまでではないですし、その迫力は数字ではとても表しきれません。
残した成績、成し遂げた偉業ももちろん見事ですが、あんな打球を飛ばせる選手は他に思い浮かばないし、ファンにとってはそれを観るだけでも球場に足を運ぶ価値があるのでしょう。
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photograph by Daisuke Sugiura