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【800m】久保凛16歳が目指す“100年後のメダル”…田中希実とのレースで「サッカーをやっていた感覚が生きた」《“久保建英のいとこ”から日本記録保持者へ》
2024/10/08
「久保建英のいとこ」にメッチャ速い女子高生ランナーがいる――。そんな話題が世間を賑わせたのは2023年の夏のことである。
あれから1年も経たないうちに、あれよあれよという間に日本陸上界のトップまで上りつめた。7月15日、奈良で行われた関西学連記録会の800mを1分59秒93で走り、日本新記録を樹立。19年ぶりの記録更新で、日本女子初の2分切りという快挙だった。
「ラストの200mぐらいから場内でタイムが読み上げられて『いけるかも！』と思って。気合で走りました」
約1年で6秒以上、タイムを縮めた。自信がついたのは4月の金栗記念だという。日本中距離界の女王で憧れの田中希実に勝つと、グランプリシリーズを3連勝。6月の日本選手権でも田中を下した。パリ五輪には届かなかったが、8月のU-20世界選手権（ペルー）で世界デビューし、6位入賞した。
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photograph by Ai Hirano
