リオ、東京についで3度目のオリンピック出場を決めた池江璃花子さんは、過去と戦い、語り合い、そして本当の自分を見つけるため前に進もうとしていた。3月のパリ五輪選考会では、100mバタフライで代表に内定。しかし、最後のレースとなった50m自由形では、1位になったものの派遣標準記録には届かなかった。レース直後、僕は璃花子さんに話を聞く機会をいただいた。そこで彼女が見せた表情は、怒りさえ感じさせるものだった。
「正直言うと、もっと速かったはずで、みんなが驚くようなタイムを出せたはず。こんな結果で終わってしまったのは凄く悔しいです」
特製トートバッグ付き!
「雑誌プラン」にご加入いただくと、全員にNumber特製トートバッグをプレゼント。
※送付はお申し込み翌月の中旬を予定しています
photograph by Tamon Matsuzono