予期せぬ出来事が起きた時、どう対応するかで人間の器の大きさがわかる。NBAで6季目の戦いに臨んでいる渡邊雄太さんに、今回、直接話を聞くチャンスをいただいた。向かったのは、アメリカ南部の街、テネシー州メンフィス。引っ越したばかりの自宅で、雄太さんはみんなが驚いた電撃トレードの裏側を赤裸々に語ってくれた。
寝耳に水のトレード「情はない世界」
――もともと僕はフェニックスで話を聞く予定でした。雄太さんの中では、トレードはあるかなという感じは?
「いや、正直全くなかったです。グリズリーズとネッツとサンズで三角トレードが成立したニュースだけ出てて、“トレードしたんだ、でも何も連絡きてないから自分じゃなかったんだ”って思って、そろそろお昼ご飯食べようかなって時にエージェントから電話がかかってきて」
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photograph by Tamon Matsuzono