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【フィギュアスケート傑作選】「4回転アクセルは…」羽生結弦、魂を込めた激動の7日間の“言葉”を辿って「負けには負けという意味しかない」<2019年世界選手権・密着ドキュメント>
3月18日(月)
カナダ・トロントから日本に到着
5年ぶりの日本開催となった世界選手権。2日後に開幕を控え、羽生結弦が羽田空港に到着。昨年11月にロシア杯で右足首を負傷して以来、約4カ月ぶりに姿を見せた。日本で公の場に姿を見せるのは、国民栄誉賞の授賞式に出席した昨年7月以来、約8カ月ぶり。

19時30分頃、上下黒のジャージ姿に右手には大きなスーツケースを抱え、到着ロビーに現れると、待ちわびた大勢のファンから歓声が湧き起こった。負傷した右足首について「大丈夫です」と答えると、2年ぶり3度目の優勝が懸かった世界選手権に向けて「頑張ります」と笑顔を見せた。その後、関係者専用ゲートまで歩いていくと、ファンに向かって一礼し、空港を後に。羽生を指導するブライアン・オーサーコーチも来日し、「いい感じだ」と仕上がりに太鼓判を押した。
3月19日(火)初練習後、公式会見に出席
帰国から一夜明け、11時から世界選手権の会場、さいたまスーパーアリーナのメインリンクで公式練習に臨み、汗を流した。
公の場で約4カ月ぶりの練習となった姿を一目見ようと会場には多くのファンが詰めかけた。羽生がリンクに姿を見せると、客席から大歓声が上がる。約35分間の練習ではショートプログラム(SP)に向けた入念な確認が行われた。SPの「秋によせて」を流しての滑走では冒頭の4回転サルコウを鮮やかに着氷。また、その後は4回転ループや4回転トウループ─トリプルアクセルの連続技を成功させるなど存在感を放っていた。
練習後には公式会見が行われ、世界各国から大勢の報道陣が集まる中、世界選手権への意気込みや本番での戦略を語った。
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