
―2人が対談するのは、テレビや新聞でも記憶にないのですが。
長谷川 そう、初めてなんです。
山中 まあでも去年の夏の沖縄キャンプは一緒でしたし、12月にはフロリダで開かれたWBC総会にも2人で行ってますからね。結構、話はしています。
長谷川 総会で一緒やったんで、山中選手の今後のプランを俺が勝手に練ったんですよ。具志堅(用高)さんの持つ防衛記録を抜いて15回は防衛するか、はたまた防衛を捨てて階級を上げて2階級制覇するか。どっち達成したら面白いかなって。
山中 僕としては1試合1試合しっかり勝っていきたい、と。積み重ねてきたことで視野が広がってきたところもあるので、具体的な目標を決められない自分がいるんですけどね。
長谷川 いや、俺もそうやったからそれでいいとは思うよ。(チャンピオンのときは)永遠に防衛できると思っていたし、山中選手も誰かに負けるなんて思ってないでしょ?
山中 まあ、そうですね。
長谷川 ただ、自分も1試合1試合勝っていくだけやったけど、ポツッと負けた。もっと気持ちが入っていたら勝てたのに、とか。そう思ったところでもう後の祭りなんでね。
―ポツッというのは、WBC世界フェザー級王座初防衛戦のジョニー・ゴンサレス戦、IBF世界スーパーバンタム級王座に挑戦して敗れたキコ・マルチネス戦のことでしょうか?
長谷川 そうですね。あくまで自分の経験上、具体的に目標を持ったほうが負けにくいんちゃうかな、と。だからなおさら山中選手には目標を持ってもらいたい。
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