#992
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エースの重要性は例年以上…東洋大・酒井監督「どの学校も2人のエース格が」、青学大・原監督「ウチもなんとかしないとね(笑)」<2020年の大学駅伝を振り返る>

2024/01/09
駒大・田澤は11月23日に1万mで今季日本人学生トップの28分13秒21(左)。東洋大・相澤は前回箱根から駅伝で3連続区間新記録の離れ業
今回(2020年)の箱根路で勝負を分けそうなのは、「流れ」を変える切り札の区間配置だ。(初出:Number992号 キーワードで展開予想 「エース」の重要性は例年以上。)

 今回の箱根駅伝は、読み解くべきキーワードが豊富だ。

 優勝候補に挙げられているのは『5強』。箱根連覇を目指し、全日本も勝った東海大を筆頭に、分厚い選手層を誇り上昇気流に乗ってきた青学大がこれに続く。さらには出雲優勝の國學院大、相澤晃という学生ナンバーワン選手を擁する東洋大、粒ぞろいの駒大も虎視眈々と優勝を狙っている。

 優勝するためには『ノーミステイク』であることが絶対条件。混戦が見込まれるだけに、ひとつのミスで優勝争いからシード権争いへと一気に立場が転落しかねないスリリングな駅伝になるだろう。

 出雲、全日本の両駅伝の場に加え、11、12月に入って監督たちの口からよく聞いたのが『エース』という言葉だ。例年にも増して彼らの出来が勝敗を左右しそうなのだ。

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photograph by Takeshi Nishimoto/Shunsuke Mizukami

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